大学生だけどクラウドソーシングでお仕事をしてみたい!
始めるために必要なものは何かな?
クラウドソーシングってアルバイトよりも稼げるの?「扶養」とか「税金」関連が良くわからないけど、何円までなら稼いで良いのかな?
クラウドソーシングは、インターネットを利用して企業からお仕事を受注することができるためサービスです。
近年ではフリーランスの仕事探しの他にも、 大学生のアルバイトに代わる収入源や、サラリーマン・主婦の副業などで爆発的に広がっていますよね!
顧客とのやり取りがインターネットで完結するので、アルバイトやパートのように、めんどうな人間関係やシフトに縛られることが無いのもクラウドソーシングの大きな魅力です。
そんなクラウドソーシングに興味を持っている大学生の方も多いのではないでしょうか?
ということで、この記事では以下について紹介していきます。
・クラウドソーシングを始めるために必要なモノ
・アルバイトとクラウドソーシング、どちらが稼げるのか
・大学生がクラウドソーシングを始めるメリット
・クラウドソーシングで稼げる職種
・扶養制度について(何円まで稼いでも良いのか)
それでは早速いってみましょう。
大学生でもクラウドソーシングに登録できる?
まずは念のため、大学生でもクラウドソーシングを利用出来るのか?について見てみましょう。
主要なクラウドソーシングサイトの年齢制限は以下の通りです。
サイト名 | 年齢制限 | 備考 |
---|---|---|
クラウドワークス | 満18歳以上 | 未成年である場合には法定代理人の包括的な同意を得ていること。 |
ランサーズ | 満18歳以上 | 未成年である場合は、会員となること及び本規約に従って本サイトを利用することを、会員登録する前に親権者の包括的な同意を得ていること |
サグーワークス | 年齢制限無し | |
Craudia(クラウディア) | 満18歳以上 | 未成年である場合は、会員となること及び本規約に従って本サイトを利用することを、会員登録する前に親権者の包括的な同意を得ていること |
ココナラ | 満18歳以上 | 会員登録画面で親権者・法定代理人の同意入力欄「私はココナラの利用について、親権者の同意を得ています。」にチェックを入れてください。 |
大学生は18歳以上の方が多いと思いますので、上記のクラウドソーシングは全て利用できます。
備考に記載の通り、未成年の方は必ず法定代理人(=親)に相談して、同意を貰ってから登録して下さいね!
大学生がクラウドソーシングを始めるために必要なモノ
クラウドソーシングを始めるために必要な物は以下のとおりです。
- クラウドソーシングサイトのアカウント
- 報酬を振り込んでもらうための銀行口座
- パソコンとインターネット接続環境
- 親の同意(未成年の場合)
① クラウドソーシングサイトのアカウント
各サイトで会員登録をすれば自動で作成されます。
クラウドソーシングは基本的に無料で利用開始できますので、今後利用しそうなサイトは事前に登録してアカウントを作成しておくと良いでしょう。
② 報酬を振り込んでもらうための銀行口座
基本的にはどこの銀行でも大丈夫ですので、自分名義の銀行口座を用意しましょう。(大学生の年齢なら口座開設可能)
ちなみに大手クラウドソーシングのクラウドワークスや ランサーズ は、振り込み先の銀行口座が楽天銀行だと他行に比べて振込手数料が400円安くなります。(楽天:税込み100円、他行:税込み500円)
まだ銀行口座を持っていないという人にオススメです!
③ パソコンとインターネット接続環境
クラウドソーシングはスマホで完結するお手軽な仕事も募集されていますが、単価が数十円〜数百円の仕事が多いので、ぶっちゃけ稼げません。
クラウドソーシングで月に数万円稼ぎたい人は、パソコンで受注できる職種(オススメは後ほどご紹介)にチャレンジしましょう。
「まだパソコンを持っていない!」という人は以下の記事も参考にしてみてください。
④ 親の同意(未成年の場合)
先述の通り、未成年がクラウドソーシングを利用する際は事前に法定代理人(親)の同意を貰ってから登録すること!
アルバイトとクラウドソーシング、 大学生の場合はどちらが稼げる?
クラウドソーシングを検討する際に気になる「バイトよりも稼げるのかな?」といった部分について見ていきましょう。
大学生のお金稼ぎとして定番のアルバイトですが、みなさんどれくらい稼いでいるのでしょうか?
リクルートジョブズの2020年1月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」
によると、三大都市圏(首都圏・東海・関西)の平均時給は 1,082円
となっています。
三大都市圏以外の地方だと、もう少し低めに設定されていることが予想されますが、残念ながら全国版で信用できるデータを探しきれなかったため、上記のデータとクラウドソーシングで比べた場合について述べていきます。
結論から言うと、「短期的に見ればバイトの方が稼げる。長期的(3ヶ月以上)に見ればクラウドソーシングの方が稼げる*可能性が高い」です。
※着実に実績とスキルを積み上げた場合
これについてはクラウドソーシングで稼ぐための工程を伝授!未経験からでも大丈夫 の記事で詳しく解説していますが、クラウドソーシングで稼げるようになるのは、ある程度の件数をこなして実績が付いてからになります。
実績が付くまでは少しキツく感じるかもしれませんが、やればやるほど実績は増えていきますし、自分のスキルも伸びていきますので、長期的にみると時給1,500円や2,000円だって夢ではありません。
クラウドソーシングで十分に稼げる様になれば、バイト先へ行くための通勤時間をカットできる分、勉強や趣味に使う時間が捻出できて一石二鳥ですね!
大学生がクラウドソーシングを始めるメリット
- 今後のキャリアに繋がる
- アルバイトよりも実践的なスキルが身につく
- アルバイトよりも高時給を目指せる
今後のキャリアに繋がる
例えばあなたが会社員になり「副業がしたい!」となった際に、クラウドソーシングの実績があれば案件受注に困る事はありませんし、アルバイトやパートをするよりも高い時給、しかも在宅で稼げる訳です。
また、大学時代から仕事をくれているクライアントが、その後も継続して仕事をくれるという場合、 報酬金額によっては大学卒業後にフリーランスとして生活をするという選択肢も生まれます。
つまり、クラウドソーシングでお金を稼ぐという事は、「会社に依存すること無く、自分の力(スキル)でお金を稼げるようになる」ためのキャリア作りと言えるでしょう。
アルバイトよりも実践的なスキルが身につく
アルバイトの場合、あくまでアルバイトの業務領域しか担当させて貰えないので、長期的に続けても実践的なスキルが身につかない事が多いです。
一方クラウドソーシングでは、社内の業務を外注したい企業が働き手を募集しているので、社員と同等の(またはそれに近い)レベルの業務を任せて貰えます。
大学生のうちから一般の社会人と同じレベルで仕事をすることで、今後の人生で強みとなる実践的なスキルを身につけられるという訳ですね。
大学時代にクラウドソーシングで仕事をした経験は、数年後の就職活動でもあなたの強い味方になってくれるでしょう。
アルバイトよりも高時給を目指せる
先ほど述べた通り、クラウドソーシングでは社員と同程度の業務を任される案件が多くあるため、アルバイトよりも高時給で働けるチャンスが多いです。
「手っ取り早くお金が稼ぎたい!」という場合はアルバイトの方がお手軽で確実ですが、いつまでも上がらない時給で働き続けるよりも夢があると思いませんか?
以上、大学生時代にクラウドソーシングでお仕事を始めるメリットが非常に多いことがおわかりいただけましたでしょうか?
僕も大学生時代にクラウドソーシングに出会いたかったなー。笑
大学生がクラウドソーシングを始める際におすすめの職種
ここまで読んで、「クラウドソーシングで何の仕事をすれば稼げるの?」と思っている方のために、未経験からでも独学で稼げる様になるオススメの職種を紹介します。
その職種とはズバリ、 ライティングとWebサイト制作です。
- ライティング
- Webサイト制作
上記の2職種がおすすめの理由は以下になります。
- クラウドソーシング内で需要が高く、案件を受注しやすい
- 独学でも充分にスキルを身につける事ができる
- スキルと実績を積み上げれば、どんどん収入も増える
ただし先ほども記述した通り、「手っ取り早くお金が稼ぎたい!」という人には上記の職種はオススメできません。
なぜなら、それなりに稼げるようになるまで、少なくとも3ヶ月程度は勉強と実績づくりの期間が必要だからです。
「クラウドソーシングで長期的に見て稼げるようになりたい!」という人のために、ライティングとWebサイト制作で稼げる様になるまでの工程を、それぞれ以下のページで詳しく紹介していますのでご活用下さい。
38万円の壁に注意!税金や確定申告のお話
大学生がクラウドソーシングでお金を稼ぐ際には、出来れば年間の収入を38万円以下に抑えたいです。
なぜなら年間の収入が38万円を超えると、親の扶養から外れることになるからです。
親の扶養から外れると以下の状況になります。
- 所得税や住民税を払う義務が発生する(自分で確定申告を行う)
- 親(扶養者)が所得税や住民税の控除を受けられなくなる
所得税や住民税を払う義務が発生する(自分で確定申告を行う)
少しややこしい話になりますが、あなたの所得が38万円以下であれば、基礎控除(38万円)以内ですので、課税対象となる所得は発生しません。
しかし38万円を1円でもオーバーすると、あなたは「所得のある人」という扱いになり、納税の義務が発生する訳です。
もちろん年度末の確定申告もあなた自身が行う必要があります。
親(扶養者)が所得税や住民税の控除を受けられなくなる
収入が38万円を超えると、あなたの親(扶養者)の所得にも影響を及ぼします。
通常、19歳以上23歳未満の子供を持つ親(扶養者)は特定扶養控除の対象になるため、所得税63万円、住民税45万円の控除が受けられます。
しかし子供が扶養から外れてしまうと、上記の特定扶養控除が受けられなくなり、親(扶養者)の税負担が大きくなるという事です。
よくわからなかったという人も、「あなたの所得が38万円を超えると、結果的に家族全体で手元に残るお金が減ってしまう可能性が高い」という認識を持っておいてくださいね!
補足:「アルバイトをやってる友人は去年100万くらい稼いだって言ってたけど?」
クラウドソーシングで稼いだお金は雑所得という扱いですが、アルバイトで稼いだお金は、勤め先の会社から給与として受け取るため給与所得という扱いになります。
給与として受け取ったお金には給与所得控除(65万円)が適用されるため、
つまり、アルバイトの場合は103万円までは課税対象にならないという訳です。
クラウドソーシングで稼いだ実績と経験はあなたの財産になる
今回は、「クラウドソーシングを始めたい!」と思っている大学生の方が、疑問や不安に感じると思った内容について解説してきました。
学生なので勉強も忙しいと思いますが、だからこそ、在宅で時間を調整しながら働けるクラウドソーシングをオススメしたいと思いますし、 先ほども記述した通り、クラウドソーシングで積み上げた実績は一生物の財産になります。
扶養の件に関しては「ちょっとややこしいな…」と感じた部分もあったかと思いますが、「この機会に税金の制度についても勉強できて一石二鳥!」くらいの気持ちでアグレッシブに挑戦してみてください。
それでは、あなたの大学生活や人生がより良いものになることを願って、失礼します!