クラウドソーシングで稼ぐのは難しいって聞いたけど、実際はどうなの?
副業でクラウドソーシングを使おうと思ってるけど、ちゃんと稼げるのかな?
このような疑問にお答えします。
この記事を書いている僕は、2019年6月に脱サラして在宅フリーランスになりました。
僕の妻も3年ほど前から在宅フリーランスでして、我々夫婦はクラウドソーシングで収入を得て生活をしています。
「クラウドソーシングで稼ぐのは難しい」と言われることもありますが、しっかりと手順を踏んで進めれば、月に安定して20万円は稼げるようになりますよ!
・クラウドソーシングで稼ぐための進め方
・クラウドソーシングで着実に稼ぎ続ける方法
クラウドソーシングで稼ぐための土台作り:3つの方法で受注実績を作ろう!
クラウドソーシングが稼げないと言われる理由の一つに「案件の受注が難しい」といったものがあります。
これは特にクラウドソーシングを始めたばかりの人がぶつかる壁で、発注者側(クライアント)から「実績が無い人に頼むのはちょっと不安…」と思われる可能性が高いからです。
まずはこの状況を打破するために実績を作りましょう。
受注出来ないんだったら、実績なんて作れないじゃん!
実績0(ゼロ)の状態からでも実績は作れます。
それが以下の方法です。
- 初心者歓迎案件に応募する
- 友人・知人から仕事を貰う
- 超低価格で対応する
①:初心者歓迎案件に応募する
クラウドソーシングでは「初心者歓迎!」という文言と共に募集されている案件を見かけることが有り、まずはこれの受注を目指しましょう。
どうしてわざわざ初心者を募集するの?
簡単な文章のライティングや、コピー&ペースト済むデータ入力など、未経験の人でもすぐに仕事を覚えられるような業務内容の場合は、低価格で仕事を請けてくれる初心者の方が需要が高いのです。
実績を作りたい初心者ワーカーと、コストを抑えたいクライアント側の需要が一致しているという訳ですね。
さらに初心者歓迎案件の良いところは、報酬を貰いながら勉強も出来るという点。
例えばライディングのお仕事であれば、未経験の人用のライティングマニュアルが貰えたり、中には作成した文章に対してフィードバック(文章の添削やアドバイス)を行ってくれるクライアントもいます。
報酬こそ安めではありますが、勉強しながら実績が作れて、更に少額のお金が貰えると考えたらお得な気がしませんか?
なお、初心者歓迎案件は主に以下のお仕事内容で見かけることが出来ます。
- ライティング
- データ入力
- 発送業務代行
②:友人・知人から仕事を貰う
クラウドソーシングで実績を作りたいという目的で見れば、先述の初心者歓迎案件を探すのがオススメですが、プログラミング・web制作・デザイン等は初心者歓迎の案件が少ないです。
ボクはweb制作をやりたいんだけど、どうしよう…?
友人や知人に力を貸してもらいましょう。
例えばあなたがWebサイト制作が出来るとして、あなたの周りにブログを運営している知人がいたとすると、ブログのデザイン変更を提案してみるとかですね。
もし、その知人がブログのデザインを変更したいけどCSSが良く分からない…ということなら、「ワタクシ、やれますけど?」とサラっと提案してみる訳です。
クラウドソーシング経由で注文をして貰う事になるので、知人に手間をかける事になってしまいますが、協力をお願い出来そうな間柄なら活用してみるのも大いに有りです!
③:超低価格で見積を出す
「初心者案件が見つからない」
「知人に頼るのは気が引ける(もしくは頼める知人が居ない)」
という場合には、最終奥義「超低価格見積」を実行しましょう。
新規開店したお店が超特価のオープンセールを開催して近所の皆様の関心を集めるように…クライアントの関心を引くために価格で勝負するのです。
こんなことを言うと多方面からお叱りを受けるかもしれませんが…例えば、「1ページ2万円くらいでWebサイトを作ってくれるひと募集!」という案件に対して、1万円でお見積もりをします。
ここまで安くしても未経験の場合は受注できるとは言い切れませんが、想定価格の半額以下ともなると、かなりの確率でクライアントが興味を示してくれるはずです。
「ほら!結局クラウドソーシングって稼げないんじゃん!」
という声が聞こえてきそうですが、今はまだ稼ぐための準備をするフェイズという認識でいて下さい。
現在華々しく活躍している芸能人やyoutuberにだって下積み時代があったように、あなたも長期的にクラウドソーシングで稼ぐため、今はコツコツと実績を積み重ねていきましょう!
受注率を上げる:クラウドソーシングのプロフィール&提案文を強化しよう!
クラウドソーシングで稼ぐフェイズは目の前です!
案件受注実績が3~4件ほど出来たら、クラウドソーシングのアカウントページのプロフィール文に、これまであなたが対応してきた案件の内容や、仕事をする中で気づいた自分の強み・こだわりを書きましょう。
書き方については以下の例文を参考にしてみてください。
「対応した案件の内容」、「自分の強み」、「こだわり」の書き方
これまで対応した案件の内容をそのまま書いてしまっては、クライアントとの秘密保持契約(クラウドソーシングで案件を受注する際に締結します)に触れてしまうので、
例えば
- 美容系まとめサイトで1記事○○○文字程度の記事を、○○本書いた経験があります。
- 建設会社の企業サイトほか○件のwebサイト制作に携わりました。
- 工具や建材系の商品データ作成業務の経験があります。
といった書き方がいいでしょう。
「自分の強み」、「こだわり」はなんでもオーケーです。
例えば、
- 連絡を頂いたら即レスを心掛けています。
- 作業の正確性に自信があります。
- 円滑に仕事ができるよう、コミュニケーションにも気を使います。
とかですね。
「クライアントへ送信するメッセージ」の書き方
更に、クラウドソーシングで案件に応募する際にも先ほど考えた「対応した案件の内容」、「自分の強み」、「こだわり」の内容を織り交ぜます。
例えば、「女性向け恋愛系の記事を書いて下さい!」という案件に応募する場合のメッセージだと、以下のように送るのがいいですね。
案件募集を拝見し連絡致しました。
私はこれまで、美容系まとめサイトで1記事○○○文字程度の記事を○○本書いた経験が有ります。
女性向けの記事の執筆に慣れていますので、本件のテーマに関しましてもお力になれるかと存じます。
ご連絡を頂いた際には、遅くとも1時間以内に返信するよう心掛けていますので、急なご依頼や指示などにも迅速に対応致します。
ご検討のほどよろしくお願いいたします。
提案文を考える時のコツは、募集されている案件の内容に、自分の経験と強みを絡めて提案することです。
これが出来てくると、「あれ?なんか受注しやすくなってきた!」と実感することが出来るでしょう。
案件の受注率が上がってきたら、クラウドソーシングで稼ぐことはもう難しくありません。
次でいよいよ仕上げです!
クラウドソーシングで着実に稼ぎ続ける:継続案件を獲得しよう!
クラウドソーシングで受注できるようになったら、あとは安定して着実に稼げる様になりたいですよね?
そのためには、継続案件を複数抱えれば収入は途絶えることなく、安定して稼ぐことができます。
継続案件とは、以下の2つのパターンです。
- 時間単価制の案件を受注する
- クライアントに気に入られて、次々案件を貰えるようになる
①時間単価制の案件を受注する
クラウドソーシングには、固定単価制と呼ばれる案件と、時間単価性の案件があります。
- 固定単価制
- 時間単価制
固定単価制の案件は、成果物を納品した段階で報酬が確定し案件が終了するため、単発物の案件に使われることが多いです。
時間単価制の案件は、クラウドソーシングのタイムカードアプリを使用して稼働時間を記録し、【時間単価×稼働時間】で報酬が確定。作業量が決まっていない案件に使われることが多いです。
時間単価制は一定期間(一週間など)ごとに契約を更新する形になるので、クライアントが依頼したい作業が残っている間は、安定して収入を得る事が出来ます。
ただし1案件だけだと、突然その案件が終わってしまった時に焦ることになりますので、2~3案件ほど掛け持ちできれば安心ですね。
ここら辺はご自身の稼働可能時間と相談するのが良いでしょう。
②クライアントに気に入られて、継続して案件を貰えるようになる
先ほど時間単価制についてご説明しましたが、固定報酬制でも案件が途切れない場合が有ります。
それは、一度取り引きをしたクライアントに気に入られ、成果物を納品した後に他の案件の依頼を貰えるパターンです。
システム開発(プログラミング)やwebサイト制作など、プロジェクト単位で案件が立ち上がる仕事をしている場合は、上記のパターンで途切れずに案件を獲得できる可能性があります。
というのも、クラウドソーシングを利用しているクライアント(発注側)には、システム開発会社やwebサイト制作会社が少なからず居るので、最初に受注した案件の納品が完了した際に「他にもお願いしたい案件があるのですが」と相談して貰えるという訳です。
なお、「クライアントに気に入られて」と書きましたが、特別に何かする必要は有りません。
受注した案件に対し、誠意を持って丁寧に対応していれば、クライアントから声を掛けてきてくれるはずですよ!
もっと稼ぐ!:クラウドソーシングのプロ制度を活用しよう
ここからはおまけになりますが、もっと稼ぎたい!という人のために、もう一歩進んだクラウドソーシングの活用方法である「プロ制度」についてご紹介します。
プロ制度とは、一定の水準以上の実績を残し、クライアントから高評価を受けているワーカーに「プロ」の称号が与えられるものです。
例えば、業界大手のクラウドワークスだとプロクラウドワーカーという制度が有りますし、同じく大手の ランサーズ の場合は認定ランサーというものがあります。
プロに選ばれると、高単価案件を優先的に紹介して貰えたり、プロフィール画面にPROのタグが付いて信頼度がアップする等といったバックアップを受ける事ができます。
※クラウドソーシングサイトにより制度の名称や選考基準、特典などが異なります。
折角クラウドソーシングで稼いでいくのですから、プロ認定を受けて、さらなる収入アップを目指してみてはいかがでしょうか。
クラウドソーシングで稼ぐために、コツコツと実績を作りましょう
今回はクラウドソーシングで稼ぐ方法についてお伝えしてきました。
残念ながら、ほとんどの方はクラウドソーシングを始めても以下の理由で離れてしまいます。
- 単価が安くて全然稼げない
- 案件が受注できない
- 安定しない
実際に稼げるようになるのは実績が出来た後なのですが、非常に勿体ないことだと思います。
しかし、だからこそ、コツコツと継続して実績を作ることが出来る人が評価され、稼げるようになるのです。
軌道に乗るまでは少しだけ辛いと感じる事もあるかもしれませんが、地道に対応した仕事の一つ一つがアナタの実績として積み上がり、今後の収入アップの強い味方になってくれるでしょう。
それでは最後にもう一度、クラウドソーシングで稼ぐための進め方を纏めます。
- 実績を作る(稼ぐための土台作り)
- 実績をプロフィールや提案文に盛り込む(受注率アップ)
- 継続案件を獲得する(着実に稼ぎ続ける)
- プロ制度を活用する(もっと稼ぐ)
それでは、良いクラウドソーシングライフを!