以下の記事で、
「Web制作の案件を受注するためにはAdobeの画像編集ソフトが必須」とご紹介しました。
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これから副業でWebデザイナーのお仕事がしてみたいけど、初期費用って何円くらい必要なの?という方のために、当記事では、実際に未経験...
でもPhotoshop(フォトショップ)や
illustrator(イラストレーター)ってめちゃくちゃ高いんですよね。
- Adobe Photoshop単体 年間プラン月々払い⇒2,728円(税込)/月
- Adobe Illustrator単体 年間プラン月々払い⇒2,728円(税込)/月
- Adobe CreativeCloud 年間プラン月々払い⇒6,248円(税込)/月
※個人版 2020年1月時点の価格
僕は最初「これからWeb制作で稼いでいくぞ!」っていう時にこの金額を見てかなり日和りました。「本当に必要なの?騙されてるのかな?」とか思いましたし。笑
でも実際にWeb制作の仕事を始めてからは、「Adobeのソフトが無いと仕事にならんな」と実感する場面が本当に多いんです。
初めてWeb制作案件を受注した時は
Photoshopを購入せずにコーディングして痛い目に逢いましたしね。
今回はその時のエピソードについてもお話ししつつ、
Adobeソフトを購入しなければWeb制作案件が受注できない理由について解説していきます。
Webサイト制作案件でPhotoshopやillustratorが必須の理由
Webサイトのデザインデータ作成に使われるソフトの中で、
Photoshopと
illustratorのシェア率が圧倒的に高いからです。
フォトショとかイラレって、デザインを作る人が持ってれば良いんじゃないの?
コーディングをする人(コーダー)がデザインを作成する機会は少ないかもしれませんが、それでもフォトショやイラレは必須なんです。
なぜならPhotoshopで作成されたデータはPhotoshopでのみ、illustratorで作成されたデータはillustratorでしか開くことが出来ないからです。
実際は「GIMP」や「Photopea」といった無料のソフトでも
psdファイルを開く事ができます。
しかし、テキストやパーツの配置がズレて表示されたり、レイヤー情報が失われてしまう可能性が高く、実用性が高いとは言えないのです。
デザイナーは何故Photoshopやillustratorでデザインを作るの?
もちろんPhotoshopやillustratorの画像処理や図形の作成機能が優れているという理由もあります。
それに加えてPhotoshopやillustratorで作成したデータは、コーダーにとっても役に立つ情報がたくさん入っているので、作業の効率化に繋がるからです。
- 文字や図形の大きさ
- 配置している図形間の距離
- 使用している書体(フォント)の名称
- カラーコード
- コーディングで使用する画像
他にも挙げるとキリがないくらい色々な情報が詰まっていますが、最も重要なのは、
全ての要素が数値で出せるということです。
Webサイトのコーディングをする時に「フォントのサイズは18pxで、ボタンの横幅は260px」など数値で取れたほうが圧倒的に効率的ですよね。
もしもデザインデータがjpegとかpng形式だと、文字サイズとか見た目で判断しなきゃいけないもんね。
パソコンの画面上で使える定規ツールなど使用して一つ一つサイズを測る方法もありますが、膨大な時間を費やすことになってしまいますね。
Photoshopやillustratorを購入せずに案件を受注すると…
僕がPhotoshopを購入しないまま、コーディング案件を受注した時のエピソードです。
クライアントからpsdファイルのデザインデータを受け取り、無料ソフトでpsdファイルの内容を確認しながらコーディングを行った案件でのこと。
何とかコーディングを完了させてクライアントへ納品すると
「元のデザインと違います」と訂正依頼をうけてしまいました。
僕が見ていたデザインの内容には忠実に制作したはずなので、すかさずクライアントに確認。
スクリーンショットなどを使ってやり取りを行った結果、
僕が使用したフリーソフト上では、テキストの配置が正しく表示されていなかったことが判明したのです。
それが正しい配置と信じ、せっせと作った苦労が水の泡になったことで、愕然としました。
何よりクライアントに迷惑を掛けてしまったことが本当に申し訳なかったですね…。
おわりに
単なる恥ずかしエピソードの公開記事になってしまった気がしますが、Photoshopやillustratorの必要性について少しでもお伝えできたのであれば幸いです。
Adobeのソフトは確かに高額だと思いますが、ここだけの話、
Web制作案件を受注出来るようになればすぐに元は取り戻せる金額です。
少しだけ勇気の要る決断になるとは思いますが、Webデザイナーとして働く!という夢の実現のために、前向きに検討してみましょう!