クラウドソーシングで受注できない!原因は直接クライアントに聞こう

クライアントにメッセージを送信 クラウドソーシング
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クラウドソーシングでアカウントを作成し、「準備万端!少し緊張するけどやってみるかー!」と、意気込んだまでは良いものの、一向に案件が受注できない。

私も初めての案件を受注するまでが一番キツかったです…。

しかし、ある単純な方法を使って自分が受注できない原因を知り、対策をすることで無事に初受注に結び付けることが出来ました。

今回はクラウドソーシングサイトで案件初を受注するための「コツ」と言うか、「やった方が良いこと」についてお伝えしていきます。

初案件受注のハードルは高い

クラウドソーシングでアカウントを作成した後、すぐに案件が獲得できるパターンはかなりレアだと考えています。

大きな理由の一つとして、クラウドソーシング上での実績や評価が無いこと。

クライアント側も、お金を払ってお仕事を依頼する訳ですので、顔の見えないワーカーに対して「ちゃんと納期に間に合わせてくれるかな」「途中で連絡が取れなくなったりしないかな」という不安が少なからずあります。

その不安に対して、こちらの実績や評価が何もない状態で「いやいや、私しっかり仕事しまっせ!」と言ったところで、それを証明する実績が無いわけです。

逆に言うと、1件でも案件を受注し、納入した実績があれば受注率は格段に上がるとも言えます。

理由はさっきの逆で、クライアントから一定の信用が得られるから

では、現時点で受注実績の無い人はどの様にして最初の1件の実績を作るのか。

最大の近道は、実績以外で自分の足りない部分を埋めていくです。

近道はクライアントが知っている

近道

「自分の足りない部分を埋めていく」と一言で言っても、自分に足りないものは自分ではわかりにくいというパターンが多いでしょう。

じゃあ誰が知ってるのさ?

今回の場合は、「あなたを選考から外したクライアント」です。

突然ですが、あなたはいま自分のブログを持ちたいと考えているとします。

オシャレなブログを作りたいが、デザインやコーディングの知識が無いため、代わりにブログを制作してくれる人を募集する事にしました。

予算は¥30,000くらいです。

すると以下の3名のワーカーから応募がありました。

  1. 制作実績:30件/これまでの評価:平均☆4.5/提案価格:¥45,000
  2. 制作実績:10件/これまでの評価:平均☆4.0/提案価格:¥35,000
  3. 制作実績:0件/これまでの評価:無し/提案価格¥15,000

はい、ここで質問です。

Q1. あなたなら①、②、③の中から、どのワーカーへ依頼しますか?

Q2. そして、あなたは上の質問でなぜ、そのワーカーを選んだのでしょうか

いったん上の質問に対する回答は心の中に留めておいて下さいね。

次は立場を変えてみましょう。

今のあなたは先ほどあなたに選ばれなかったワーカーです。

残念ながら今回の案件は、他のワーカーが受注した様です。

一体なぜ自分は選定から外れてしまったのか…
選ばれたワーカーのどこが良かったのか?

気になりますよね?

その答えは、初めに依頼先を選んだアナタ(発注者)が知っています。

ということで、失注した原因は直接クライアントに聞こう!というのがこの記事の趣旨になります。

クライアントへ聞く時の文例

私がクラウドワークスで初受注に至るまで、2週間で10件以上も連続失注しました。

私はその中から3名のクライアントを選び、下記メッセージを送信しました。

〇〇〇様

お世話になっております。

ご連絡いただき誠にありがとうございます。

今回は他のワーカー様にて決定されたとのことですが、
決め手になった理由についてご教示いただく事は可能でしょうか。

今後の勉強のためにご意見が聞ければと思いました。

不躾なお願いをしてしまい大変申し訳ございません。
お忙しい事と思いますので、対応が難しい場合には読み流していただければと思います。

よろしくお願い致します。

上記に対して2名のクライアントから回答を頂けました。

内容は以下の様なものでした。(一部改変)

ご連絡ありがとうございます。

応募の中からDoGgy様はじめ3名に絞り、随分悩みました。
クラウドワークス内経験もありますが、今回注目させていただきましたのは過去の実績、制作サイト(ポートフォリオ)になります。

カテゴリーは違いますが、制作サイトが数多く掲載されている方のほうが、今回応募させていただきましたサイトとのイメージがわきやすかったです。

次回ご縁がありましたら宜しくお願いいたします。

「制作サイトが数多く掲載されている方のほうが、今回応募させていただきましたサイトとのイメージがわきやすかったです。」のご意見には、いま自分がやるべき事を明確化して頂けました。

実際にこのメッセージを頂き、私はポートフォリオサイトを追加で2ページ制作。

その後、ランディングページ制作案件の受注を実現したのです。

「どんなポートフォリオを作ればいいかわからない!」という方は以下の記事を参考にして見てくださいね。

続いて、2つ目に頂いた回答は以下になります。

この度はお仕事にご応募いただきまして、誠にありがとうございました。

検討させていただいた結果、今回のご応募に関しましては
一番早い納期を提示していただいた方にお願いすることになりました。

ご期待に応えることができず、大変申し訳ございません。
またの機会にお仕事へのご応募をお願いできますと幸いです。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。

上記の回答では、こちらから提示した納期が遅かった事が原因とわかり、作業スピードを上げねば!という課題を頂けました。

このように、クライアントに直接理由を教えてもらえれば、選考から外れた理由がわかって腹落ちしますし、次に向けての課題が明確化するんです。

まさに一石二鳥!

でもクライアントによって重視するポイントって違うし、理由を聞いて対策したからといって受注できるとは限らないんだよね?

もちろんその通りです。

しかし「なぜ自分は失注ばかりなんだろう…」と、悩んでいるだけでは発見できない事を知り、対策をしていくことで、案件の初受注に確実に近づいていると思いませんか?

繰り返しになりますが、実績の無い状態で案件を受注するための最大の近道は、実績以外で自分の足りない部分を埋めていくことです。

メッセージを送信する相手の選び方

私がクラウドソーシングで10件連続失注した際に、「自分が失注した理由」を教えて貰うためにメッセージを送信したクライアントは3名のみです。

この3名の共通点は選考から私が外れたという事実を、個別にメッセージで教えてくれたという部分です。

大半のクライアントは、自分の選考から漏れたワーカーに対し、わざわざメッセージを送ることはしません。連絡しなければならないという決まりも無いですから、当然といえば当然です。

選考から外れたワーカーが「自分は失注した」という事実を知るのは、通常はクラウドソーシングサイトのシステムから来る「案件募集終了」の通知メールを受け取ったタイミングです。

しかし、中には選考から外れたワーカーに対しても「この度はお仕事にご応募いただき、ありがとうございました。今回は残念ながら~」といった内容で、連絡をくださるクライアントがいます。

そういった配慮を下さる方々に対し、返信する形でメッセージを送信しました。

なぜなら、返信して頂ける確率がなんとなく高そうだからです。

メッセージを送られたクライアントに迷惑じゃないかな?

そんなことは無いと思いますよ。

その人にとって不必要な情報であれば、普段ワタシたちのLINEやメールに来る広告の様に、チラ見してスルーしてもらえば良いだけですからね。

※ただし、言うまでも有りませんが、返事の来ない方にしつこく送信するのはアウトです。

クラウドソーシングは複数のサイトを使おう

少し脱線しますが、あなたは案件を探すとき、どこのクラウドソーシングサイトを利用していますか?

いい感じの案件を探し出す一番の近道は、とにかく多くの案件情報を仕入れて応募しまくることです。

原始的な方法と思うかもしれませんが、1~2サイトだけで案件を探していても、中々「これだ!」と思えるような案件に巡り合えないのが現実…。

ですので、特定のサイトに固執せず、普段は利用しないクラウドソーシングサイトもチェックする習慣を付けると良いですよ!

おわりに

クラウドソーシングでのお仕事は互いの顔が見えづらく、シンプルなやり取りが多いのも事実。

しかし、基本は人と人ですので、やり取りする中で何かしらの思惑が付いてくる物です。

そして人の考えというのは教えて貰わなければ絶対にわからないものですので、どんどん聞いてみましょう。

先述の様に、ワーカーを選出する理由はクライアントにより千差万別です。
「あのクライアントに言われたから、これを実行したのに受注できなかった…」なんて事も有るでしょう。

しかし、闇雲に仕事に応募⇒失注を繰り返すだけでは前へ進めません。

クライアントが望むものを1つでも聞き出し、対応していく事で、自分に足りないものを埋めていくのです。

ちなみに私は運よく2名から返事が頂けましたが、基本的にみなさん忙しいでしょうから、返信頂けない場合も多いと思います。

もし返信が貰えなくても凹まず、どんどん他のクライアントにメッセージを送ってみましょう!(ここは数打ちゃ当たる精神で!)

ということで今回お伝えした方法を是非とも試して頂ければと思います。

それでは、この記事を読んで下さった皆様が案件を受注できることを願って、今回は失礼します!

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