私も20代中盤くらいまで朝が弱く、自分でもわからないうちに目覚まし時計を消して再び爆睡なんてことがしょっちゅうありました。大変お恥ずかしい話なのですが会社員時代に2週連続で寝坊し遅刻したことがありました。
もちろん当時の上司は激怒。終いには呆れられ「次は無いぞ」とお叱りをうけた苦い思い出があります・・・。
そして「こんな想いをするのは、もう嫌だ!」と、二度と遅刻をしない事を自分に誓ったのです。
あれから5年。現在の私は、人前で「朝、強いです!」言い切れるほどに早起きが得意になりました。巷で言われている「早起きのコツ」の情報を集め、とことん試した結果、自分に合う方法を見つけられたからです。
今回は私が試した物の中から、本当に効果があると思ったものをご紹介していきたいと思います。
朝起きてすぐにシャワーを浴びる
言ってしまうと、これが最強の早起き術です。
やり方は簡単。朝起きて服を脱いでシャワーを浴びるだけ。
これだけで驚くほど脳がスッキリとします。
寝ている時の私たちの体では、自律神経の一種である「副交感神経」というものが活発に働いています。
これは夜や食事中にも活発になる物で、主に私たちをリラックスさせる作用があります。
寝起きには、この副交感神経が活発であるために活動が鈍り、ボーっとした状態なのです。
一方、交感神経という物も存在します。
こちらは副交感神経と逆で、身体がシャキッとした状態になり、活動的に動けるように作用します。
シャワーを浴びると、副交感神経が優位の状態から、交感神経が優位な状態に切り替える事が出来ます。
寝起きは副交感神経の作用で体温が低い状態にありますが、シャワーを浴び、体温を温めてあげることで脈拍が上がり、交感神経が作用しだす、というカラクリです。
副交感神経と交感神経のコントロールは、寝起き以外でも自分のパフォーマンスを調節するのに役立ちます。
このお話に興味をお持ちの方は、以下の「神・時間術」の本を楽しく読めると思います!

居間に目覚まし時計を置く
「シャワーに行く前に、そもそも布団から出られないんですけど」という方におすすめ。
目覚まし時計やスマホは枕元に置いた状態で寝る方が多いと思います。
しかしこれだと、布団の中にいる状態でも目覚まし音を止めることが出来てしまいます。
目覚ましが鳴る⇒消して寝る⇒スヌーズ鳴る⇒消して寝る⇒スヌーズ鳴る⇒・・・∞。
この無限ループを回避するために我々は布団から出なければなりません。
ということで、居間に目覚まし時計を置きましょう。
これなら布団から出なければ目覚まし時計の不快な音を消すことはできません。
朝、居間の目覚まし時計を止めたら、その足でシャワーを浴びに行ければミッションクリアです!
寝る前に頭の中で、起きたい時間の長針と短針の位置をイメージする
上の2つと比べて、「向き不向き」のある方法だと思いますが、私には効果がありましたのでご紹介。
こちらも方法は簡単。夜、部屋の電気を消して目を閉じたら時計の針をイメージしてください。
例えば明日の6時に起きたい場合、短針が「6」、長針が「12」を刺した一直線の形になりますね。
1分程集中したら、あとはおやすみなさい。
成功すれば、万が一目覚まし時計が鳴らなくても、あなたは9時に目覚めることが出来ます。
この方法は、当時テレビで紹介されていました。
「催眠術にかかりやすいタイプ」の人に効き目がある様です。
自分が催眠術に掛けられるような状況に居合わせた事が無く、よくわかりませんでしたが、この方法でシャキっと目覚めた瞬間、「俺、催眠術掛かるのか。」と何故か少し焦りましたね。笑
いずれにせよ、一度騙されたと思って試してみてください。
私の記憶が正しければ、テレビ番組内では「効果が出る人は5割くらいいる」と言っていました。
おわりに
「早起きは三文の得」という、ことわざが有ります。
「文」とは江戸時代の貨幣の単位ですが、「三文」を現在の価値に置き換えると「数十円」です。
つまり、このことわざは「早く起きると、数十円分だけ良いことありまっせ!」ということを伝えたい訳ですね。
だたこれって、朝が苦手な人にとってはあまり響かないんじゃないかな~と思います。
だって本当に眠い時って、「数十円貰う」 or 「あと1時間寝る」だったら寝る方を取りませんか?
それよりだったら、こう考えた方がずっと現実的でやる気出ると思います。
「早起きは、自分の時間を作れる一番かんたんな方法」。
さあ皆さん、レッツトライです!